空舟 UTSURO BUNE

空舟 UTSURO BUNE @the Noh Theater

Music

音楽とダンスのための OPEN END(束縛のない自由)なプログラミング。人間の感覚だけでダンスとつながるインターアクション。

ギターからのサウンドは、スペクトル解析され自発的な作曲・即興へと向う。リアルタイムに生成されるサウンドの層は、ギター音の密度の変化によりサウンドの層と距離が変化する。さらに、その粒は、複数のスピーカーに分散され、奥行きとなって音響空間を構成する。

Project

1990年代後半から角正之氏とのコラボレーションは、即興を主軸にした身体表現の試行錯誤である。共同作業をとおして、音楽に没頭する身体を感じること、それは、私にとって音楽を深く感じられる副産物と云える。

Choreographer

能舞台の様式による演出と振付、衣装デザインは、和田敦子氏によるもの。

振付スケッチより(抜粋)

  1. 盲目の貴公子(男) 本物なとどない、人の世に深く根を張る憂いも辛さも容易く飛び越え 括りある身を放棄する
  2. 逆髪(女) 盲目の男の目隠しがとれ、重力を忘れた魂が、ほんのたまゆら、おもり(銛)を離れて 軽く舞い始める
  3. 虚無の影 あるのかないのか うつつ世を 打ち捨てみる まぼろし